産業廃棄物の種類
産業廃棄物とは
産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、全ての事業活動から生じる産業廃棄物と特定の事業活動から生じる産業廃棄物があります。下表の業種指定のある産業廃棄物は、特定の対象業種から生じたものが産業廃棄物となり、対象業種以外の事業活動から生じる廃棄物は一般廃棄物(事業系一般廃棄物)となります。
事業系一般廃棄物とは?
産業廃棄物には、あらゆる事業活動に伴うものと特定の事業活動に伴うものがあり、上表の「紙くず」「木くず」「繊維くず」「動植物性残さ」「動物系固形不要物」「動物のふん尿」「動物の死体」の7種類については、特定の事業活動に伴って排出されたものだけが産業廃棄物となり、それ以外の事業活動に伴って排出されたものは一般廃棄物となります。例えば、印刷工場から排出される「紙くず」や食品工場から排出される「動植物性残さ」は産業廃棄物となりますが、一般企業の事務処理で生じた「紙くず」や飲食店から排出される「動植物性残さ」は一般廃棄物となりますので、排出事業者の業種や処理委託先の許可内容を確認するなどの注意が必要です。このように事業活動に伴って排出される廃棄物でも、一般廃棄物に該当するものを「事業系一般廃棄物」と称しています。